文化遺産学
大学院
2026年、名古屋大学人文学研究科に「文化遺産学」という新たな学際領域が誕生しました。人類が長い歴史の営みの中で残してきた文化的所産は、有形・無形を問わず、私たちに過去の叡智を語りかけると同時に、未来を創造するための重要な指針となるものです。本分野・専門では、これらを「文化遺産」として総体的に捉え、地球的規模で探究します。
研究の対象は多岐にわたります。日本の寺社に残されたテクストや、シルクロードを行き交った美術や文化の交流、そして粘土板に刻まれた西アジアの歴史など、地域や時代を越えた多彩な遺産と向き合います。さらに、壮大な歴史を有する古代エジプトの文明なども、その重要な探究対象の一つです。
研究手法においても、従来の歴史学、文献学、美術史、考古学といった枠組みを柔軟に横断します。厳密な文献読解や実地でのフィールドワークといった伝統的な手法を重んじつつ、現代的な課題にも応えるため、情報科学との融合も図ります。デジタル・ヒューマニティーズの視点を取り入れ、デジタルアーカイブの構築や3D計測による分析など、最先端の技術を用いた保存・活用や、新たな価値の創出についても模索していきます。
多様な専門を持つ教員に加え、将来的にはさらに広範な歴史・考古学領域との連携も視野に入れています。過去への深い洞察力を養い、文化遺産の価値を次代へとつなぐ、意欲ある学生の皆さんをお待ちしています。
教員からのメッセージ:文化遺産学では、たとえば、次のような研究テーマに取り組むことができます。古代エジプトのピラミッド研究、3D計測やAIを駆使したデジタル・ヒューマニティーズ、地方のピラミッド周辺の住居址発掘。楔形文字文書を用いた歴史研究、アッシリア帝国史、王室書簡研究。イスラーム以前の中央アジア文化史、東西文化交流史、中央アジア諸国における文化遺産の保存・活用。中世顕密仏教研究、仏教思想史、日本宗教儀礼研究、説話文学研究、寺院聖教研究、宗教テクスト学研究。
担当教員
各学繋
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