名古屋大学人文学研究科 Graduate School of Humanities / School of Humanities

卒業生・修了生の声(所属は執筆時のもの)

Tinchurina Damira(ティンチュリナ ダミラ)
タシケント国立法科大学 日本法教育センター 日本語教員

(2019年 人文学研究科 言語学分野 博士前期課程修了)
はじめまして、ダミラと申します。私は2017年に入学し、指導教員の温かいご指導と実り多い授業のおかげで、専門知識と仕事に必要なスキルを身につけることができました。もちろん、家族と離れて留学することは簡単ではないです。しかし、名古屋大学は様々な形で留学生をサポートしています。また、施設や雰囲気など、人文学研究科の優れているところは数多くあります。きっと素晴らしい学生生活が皆様を待っていると思います。


松元洋介(まつもと ようすけ
中京大学国際学部 准教授

(2014年 文学研究科 英語学専門 博士後期課程修了)
私にとって大学院の生活は、苦しいときもありましたが、ただひたすらに研究に没頭できる貴重かつ幸福な時間でした。現在は自分が教員となり大学に勤めていますが、名古屋大学での修行(文献を読みまくる、学生同士で議論をする、先生方から指導を賜る、飲み会で熱く意見を交換する)が研究者としての自分を支えており、学生へ指導する際の助けとなっているのだと実感します。


山田あい(やまだ あい
株式会社Cygames

(2015年 文学部 フランス文学専門 卒業、2017年 人文学研究科 フランス文学専攻 博士前期課程修了)
フランス文学研究室には、学部の4年間、そして修士の2年間お世話になりました。研究室では、論文指導の他、短期留学のサポート、合宿や季節の行事など、充実した大学生活を送らせていただきました。何より、同じ研究室の仲間と切磋琢磨し、先生のあたたかな指導を受けた日々はかけがえのない宝です。現在、私はゲーム会社でシナリオライターとして働いていますが、フランス語をはじめ、当時学んだ歴史や文化、戯曲の構成などの知識は、今の仕事にも役立っています。


伊藤翼(いとう たすく)
(株)講談社

(2018年 文学部 フランス文学専門 卒業)
出版業の中では例外的に地味な校閲という仕事をしています。ページの上の誤り(誤字脱字、話の矛盾点など)を探す仕事です。一番の敵は先入観ですが、それは大学での研究を通して思い知らされたことでもあります。作品に向かう際は時代背景を念頭に置き、辞書と文法書を首っ引きで誤読を避けねばなりません。精読とはすなわち原文に即する努力です。言語は違えど、この仏文科における学びはそのまま仕事に活かされています。


薛婧宇(セツ セイウ)
アマゾンジャパン合同会社

(2019年 人文学研究科 日本語教育学分野 博士前期課程修了)
二年間はあっという間でした。快晴で桜が満開な入学日は昨日のように思い出せます。「現状にとどまらず、満足せず、人は歩く」という総長の言葉は今でも響きます。先生のご指導のもとで、仲間と一緒に頑張り、一緒に笑った日々はとても純粋で充実でした。進路に迷った時期もありましたが、興味深いEコーマスリスク管理の仕事に就きました。大学院で身に着けた言語力、思考分析力はとても役立っています。怯えず主張できる、探求心で物事に接する「勇気ある知識人」になるように心がけています。皆さんもぜひ、人文学研究科で学び、迷い、未来の様々な可能性に触れてみてください。


河西秀哉(かわにし ひでや
名古屋大学大学院人文学研究科 准教授

(2000年 文学部 日本史学専門 卒業、2002年 文学研究科 博士前期課程修了、2005年文学研究科 博士後期課程満期退学)
日本の歴史が小さい頃から好きだった私は、そのおもしろさを伝える職業に就きたいと思い、文学部へ入学、日本史学を専攻しました。そのため、中学か高等学校の先生になりたいと考え、教職課程を履修していました。先生方の研究姿勢を見つつ、演習のために論文や史料を読む中で、次第にこれまで習ってきた日本史とは異なる歴史学の研究のおもしろさに目覚めてしまいました。これまでとは異なる視点を見つけた時、これまで知られていなかった史料を見つけた時など、今でも新たな発見にワクワクする日常です。


東賢太朗(あずま けんたろう
名古屋大学大学院人文学研究科 准教授

(2004年 文学研究科 比較人文学講座 博士後期課程満期退学、2007年 博士(文学)取得)
進学した当時、できて間もない比較人文学は、教員も院生もさあこれから作っていこうという雰囲気で、混沌としていたけれど活気にあふれていました。僕は博士後期課程の3年間のうち、約半分の期間をフィリピンでのフィールドワークに費やしました。帰ってくるたびに同じように世界各地から帰ってきた先輩や後輩たちと議論を交わし、また旅立つことを繰り返した日々が懐かしい。いまは同じ場所で教員として、学生の成長に驚く幸せを感じています。


松山由布子(まつやま ゆうこ
広島大学 助教

(2007年 文学研究科 比較人文学講座 博士前期課程修了、2013年 同 博士後期課程満期退学、2016年 博士(文学)取得)
名古屋大学大学院での学生生活は、専門的な研究に没頭することのできる貴重な時間でした。所属した比較人文学講座(現、文化人類学研究室)には、多様な専門分野を学ぶ学生が世界中から集まってきており、お互いに様々なことを語り合い、また教え合いました。そうした日々の中で、自分一人では知り得なかった多くの知識や考え方を身につけられたことが、現在の研究・教育活動に大いに役立っています。


菅野淑(かんの しゅく
愛知淑徳大学ビジネス学部 助教

(2008年 文学研究科 比較人文学講座 博士前期課程修了、2011年 同 博士後期課程満期退学)
文化人類学・日本思想史という二つの学問がブレンドされた比較人文学講座。日本のみならず世界各地を調査対象とする教員・学生が集い、常に誰かは調査でいないけれど、皆が持ち帰ってくる報告はどれも刺激的で、授業以外の時間(つまり飲み会)での熱い議論も大きな学びに繋がりました。ひとつの視点だけではなく、学際的かつ多角的な視点でモノゴトを考察する力が得られる場です。今の自分を超える新たな一歩を踏み出しましょう。


土井法子(どい のりこ)
GBSBグローバルビジネススクール大学院

(2010年 文学部 地理学専門 卒業)
私は大学卒業後、高校教員として地理を教え、その後ロシアの大学で日本語を教えました。現在は大学院で観光学を学んでいます。当時所属していた地理学では多くの先生や先輩方が海外をフィールドに調査をしており、外国が身近に感じ、それまで海外に行ったこともなかった私でしたが、在学中にはアジアや南米などに足を運び多くの刺激を受けました。是非みなさんも大学で沢山の人に出会い、豊かで実りのある時間を過ごしてください。


韓涛(カン トウ)
北京外国語大学 日本語教員

(2014年 国際言語文化研究科 国際多元文化専攻 東アジア言語文化講座 博士後期課程修了)
入学してから12年、博士課程を修了してから6年が経ちました。振り返ってみれば、入学した当時は右も左も分からず、論文の要旨を書くことさえ四苦八苦していました。この「分からない」という状態は人を不安にさせます。すると本当はまだ分かっていないのに「分かった」と言って分かった振りをしてしまうかもしれません。でも、これは本当にもったいないことです。分からないというのは決して悪いことでも恥ずかしいことでもありません。分からないからこそ何とかして分かるようになりたいと渇望するからです。この渇望こそが研究の第一歩ではないでしょうか。


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