名古屋大学人文学研究科 Graduate School of Humanities / School of Humanities

超域文化社会センター 概要

概要

 超域文化社会センター(Center for Transregional Culture and Society, TCS)は、旧文学研究科の「日本近現代文化研究センター」(2008年10月〜2013年3月」、「アジアの中の日本文化」研究センター」(2013年4月〜2018年3月)における日本近代文化および東アジア関係学研究を継承し発展させながら、さらに広い視野で最先端の人文学研究を推進すべく、2018年4月に発足しました。TCSのミッションは、地球規模で喫緊の課題となっている社会・環境に関する諸問題に対して、根源的な観点から向き合い、持続可能な社会の創造に貢献することです。そのために、人類の歴史と人間の営みについてこれまで人文学研究で培われてきた深い洞察と広い知見を踏まえつつ、社会科学・自然科学等の学術領域の協力も得ながら、国・地域を超えた視点から歴史、芸術的想像力、思想、文化的実践を捉え直し、その知見を新たな実践知へと発展させることを目指します。

 超域文化社会センターは、さらに2023年4月から第2期に入りました。第2期では、第1期の活動を発展させ、生命・エコロジー・思想・ジェンダー・メディアという5つの問題群を軸に研究を進めていきます。本センターでは、現在的な問題群を根源的に問い直し、細分化された研究領域や、固有の問題と歴史をもつ国・地域の境界を「地域」的に接続することで、持続可能な社会の創造に貢献する新たな知見を創出することを目指しています。また、そうした観点から大学院教育に従事し、既存の枠組みにとらわれない総合的な知性と新しいビジョンを兼ね備えたグローバルな人材を育て社会に送り出すことを実践します。

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