名古屋大学人文学研究科 Graduate School of Humanities / School of Humanities

公開講演会「韓国・台湾における日本語日本文学の諸問題」を開催(2014/08/08)

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2014年8月8日(金)15:00から17:00まで全学教育棟北棟406号室において、文学研究科附属人類文化遺産テクスト学センター主催により、公開講演会を行った。今回は、「韓国・台湾における日本語日本文学の諸問題」と題して、梁慶模氏(木浦大学教授)と曹景惠氏(国際日本文化研究センター外国人研究員・国立台湾大学副教授)にご講演いただき、約40名の参加者があった。梁氏は「日本語教育と国際交流」と題して、これまでのご自身の研究・教育経験をもとに、韓国における日本語教育の歴史とその方法について説明された。そして長年関わられた国際交流の経験から、現在そして今後における、東アジア内での研究・教育の交流の重要性を提示された。曹氏は「三聖派遣説からみる無住の思想傾向」と題して、『沙石集』などに記される三聖派遣説(儒童・迦葉・光浄の三菩薩が孔子・老子・顔回と化身し人々を教化したとする説)はどのような経典・書物の影響を受けているのかを精査することで、無住の思想を東アジアの書物文化の中に位置付けられた。各講演の後、30分ほど、東アジア文化としての日本語日本文学研究の可能性について議論が交わされた。

・プログラム:

●梁慶模(木浦大学)

「日本語教育と国際交流」

●曹景惠(国際日本文化研究センター)

「三聖派遣説からみる無住の思想傾向」

・日時:2014年8月8日(金) 15:00~17:00

・会場:名古屋大学全学教育棟北棟406号室

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