2026年度 名古屋大学 人文学研究科 英語学 公開講座
| 内容: |
英語の綴りの読み書きの学習のために用いられる「フォニックス」と呼ばれる教授法について,項目の配列順序,各規則の内容,説明(回避)の仕組み,用語等を英語書記体系論の観点から理論的に考察します。【※フォニックス(指導)の講習会ではありません。】 |
| 対象者: | 主な対象は,小中高の英語教員,英語教員志望の大学生・大学院生,英語教育研究者など,英語を専門とする教員・学生ですが,内容に関心のある方ならどなたでも受講できます。 |
| 講師: | 大名力 (おおな つとむ) (人文学研究科 英語学) |
| 定員: | 30名 |
| 受講料: | 8,590円 (3日間計18時間の受講料,一部のみの受講でも同額) 別途振込手数料がかかります。受講料振込後はキャンセルできません。 |
| 日時: | 2026年7月18日 (土)〜20日 (月,海の日) |
| 会場: | 名古屋大学 東山キャンパス (愛知県名古屋市千種区不老町) 文系総合館 7階 カンファレンスホール |
| 主催: | 名古屋大学 大学院 人文学研究科 英語学 |
| 後援: | 名古屋大学 大学院 人文学研究科 |
| 募集期間: |
6/9(火) 12:00 ~ 6/25(木) 12:00 |
| 申込方法: |
電子メールで申し込みください。件名は<公開講座「フォニックスの説明の仕組み」受講申込>とし,次の情報を本文にお書きください。 氏名:納入依頼書が指定の住所に送付されるので,支払期日までに受講料を指定の口座にお振り込みください。振り込みが確認されたら手続きは完了です。 |
| 申込先: | [募集終了につき削除] (担当:大名力) |
※2025年7月開催公開講座の第一部の内容を拡大したものです。
内容は英語の綴りについての基礎的な知識があることを前提としたものになっています。講座でも基本的なところは説明しますが,参加前に研究社『英語の綴りのルール』,中公新書『英語の発音と綴り』などで母音字の音価決定の仕組みの基本的な部分 (音節構造,強母音・弱母音,単母音字・複母音字,短音・長音,弱母音など) について確認しておくと理解しやすくなるでしょう。
公開講座をしていただき誠にありがとうございました。具体的な例や、講義内容から派生したやや発展・実践的な内容が盛りだくさんで、今後の英語教授に生かせることばかりでした。
資料なども共有していただき大変助かりました。
フォニックスを学んでいたときの「 違和感 」が何なのかわかった。ネイティブが学ぶ "Phonics" と非ネイティブが学ぶ「フォニックス」は、区別して考えるべきであることを学んだ。
とても詳細にそれぞれの綴りの成り立ちなどを解説していただいたので、生徒に教えるかは別として、教授者として理解しておくべき規則・体系を身に付けられました。また、生徒への指導にも活かせそうな様々な資料をご紹介いただけた点もとてもありがたかったです。AI・国際英語の時代になおざりにされがちな発音と綴りの指導ですが、英語学習の根幹であり、多くの児童生徒が苦労している事実を考えると、今回の講座で学んだ発音と綴りの体系知識は教授者として持っておくべき知識だと感じました。
4回目の受講になりますが、やはり毎回難しく感じます。それでも、ようやく専門用語には慣れてきて、以前より内容を整理しながら聞けるようになりました。毎回詳細な資料がいただけることもありがたいですし、扱う順がほぼご著書の内容と同じなので照らし合わせやすいです。
今回特に印象に残ったのは、研究者の視点と指導者の役割を明確に分けてお話しくださったことです。そのおかげで、単に教材や指導法を批判的に見るのではなく、「では、自分は現場でどう指導するか」という前向きな視点で考えることができ、多くの学びを得ました。
また、フォニックスは音と綴りを結び付ける導入であり、その後どんどん増えていく単語の読み(例:2音節以上の単語など。いわゆるフォニックス読みとのズレが出る。)や綴りの学習へどのようにつなげていくかが重要であることを改めて実感しました。現在は小学生から中学生まで継続して指導できる環境にいるため、「いつ、何を、どこまで伝えるか」をこの3日間ずっと考え続けていました。
英語の綴りの背景や歴史的な変化を知ると、つい誰かに話したくなるほど面白く感じます。生徒に伝える際には情報量が多くなりすぎないよう気を付けながら、学習への興味につながる形で生かしていきたいと思います。
非常に内容の濃いお話をありがとうございました。新しく伺うお話もたくさんあり、また自分の理解の確認を再度することもできました。3日間の講座を通して、大名先生が繰り返しおっしゃっていたお話や言葉を振り返り、現状は指導者が英語学的な言葉の仕組みを理解して教えているのではなく、自分自身を含め、指導者自身が既存の指導法を通して指導をしつつ、フォニックスのルールを習得している状況だということを認識しました。
これは手軽で誰でも指導ができる、というメリットがある反面、指導者自身が自分の生徒に必要だと思われる指導や指導法を選んである種のいいとこどりができない、というデメリットがあると感じました。少なくとも指導者が言語学的な仕組みや成り立ちを知っていれば、数ある指導法のなかからよいと思うのものを、また目の前の生徒に適しているものを取り入れることができるのです。
自分自身の指導を客観的に見直してみることはもちろんですが、もっと多くの英語指導者の方々に今回のようなお話を是非聞いていただきたいと思います。