2025年度 名古屋大学 人文学研究科 英語学主催 公開講座
| 内容: |
第一部「英語の発音と綴り」 |
| 対象者: | 主な対象は,小中高の英語教員,英語教員志望の大学生・大学院生,英語教育研究者など,英語を専門とする教員・学生ですが,内容に関心のある方ならどなたでも受講できます。 |
| 講師: |
第一部 大名力 (人文学研究科 英語学) 第二部 大津由紀雄 (関西大学客員教授,慶應義塾大学名誉教授) 第三部 大津由紀雄,大名力 |
| 定員: | 30名 |
| 受講料: | 8,590円 (3日間計18時間の受講料,一部のみの受講でも同額) 振込手数料がかかります。受講料振込後はキャンセルできません。 |
| 日時: | 2025年11月1日 (土)〜3日 (月,文化の日) |
| 会場: | 名古屋大学 東山キャンパス (愛知県名古屋市千種区不老町) 文系総合館 3階 309号室 |
| 主催: | 名古屋大学 大学院 人文学研究科 英語学 |
| 後援: | 名古屋大学 大学院 人文学研究科 |
| 募集期間: | 9/22(月) 12:00 〜 10/9(木) 12:00 |
| 申込先: | [募集終了につき削除] (担当:大名力) |
| 申込方法: |
電子メールで申し込みください。件名は「公開講座受講申込」とし,次の情報を本文にお書きください。
氏名:納入依頼書が指定の住所に送付されるので,支払期日までに受講料を指定の口座にお振り込みください。振り込みが確認されたら手続きは完了です。 |
第一部は大名力『英語の発音と綴り』(中公新書) の内容をベースとした内容ですが,事前に本を読んでおく必要はありません。
指導者用のテキストにもフォニックスのルールの背景となる情報が欠けているので、実際に調べる手立てがなく、ネットで調べていましたが、それもやはり各人の推測や誤った理解によるものだったりするため安易に信用できません。今回大名先生の講座で、綴りのルールを正しく学べたのは非常に有益でした。
先生のご著書『英語の発音と綴り』を拝読し、今回の講座に参加させていただきました。理解が難しいと感じていた部分も、講座での丁寧な解説により多くのことがクリアになりました。まだ自分の中に十分落とし込めていない点もありますが、今後も参加を重ねて理解を深めていきたいと思います。
先生はとても気さくな方で、質問すること自体に戸惑いがありましたが、小さな質問から話を広げてくださり、おかげでより深く理解することができました。
ありがとうございました。
英語の発音と綴りの関係について体系的に学び、本で読んだ内容を少しずつですが整理することができたので、非常にありがたかったです。生徒に教える時には今日学んだことをさらに噛み砕いて、分かりやすく伝えられるようにしたいと思いました。
また、母語獲得・第二言語習得・外国語学習のそれぞれの臨界期(の有無)に関する議論について、面白いデータや論文とともに紹介していただき、非常に興味を持つことができました。到達目標としての英語と実際の評価についても、これまで同僚と議論になることが多々ありましたが、この公開講座を通して指針が見えてきたので、学内でも共有したいと思いました。
3日間、ありがとございました。
発音と綴りの話は何度伺っても非常に興味深く、回を重ねるごとに自分の理解が深まると同時に新たな疑問が浮上し、大変勉強になります。自分の目の前の生徒の指導に直接つなげることは難しい内容でも、英語の文字や綴りに関して、自分がその背景に関する知識をもって指導に当たることができることは指導者として必要なことだと感じています。より多くの指導者の方、そしてこれから指導者になっていく学生の皆さんには是非知っていただきたい内容です。
発音と綴りのお話は一見難しい内容ですが、大名先生が非常にわかりやすく丁寧にご説明くださること。また関連付けて様々な例をだしてお話、ご説明くださり理解に繋がります。時折、先生ご自身のご経験等ユーモアのあるお話もしてくださるので、親しみを感じそれもまた楽しいです。
臨界期のお話も非常に興味深いお話でした。難しい用語、初めて耳にする用語も多々ありましたが、非常にわかりやすく丁寧にご説明くださり、理解に繋がりました。母語の大切さ、また外国語学習の前にそもそも人として、何が大切なのか、指導者は何を大切にし、どうアプローチしていくべきかを再認識いたしました。わかっているつもりでも、意識的、無意識的にもこれを教えたい、知ってほしい、できるようになってほしい、を優先してしまっている自分の指導法をもう一度振り返りたいと感じました。第三部で、大名先生、大津先生それぞれ先生方の専門分野の立場からお話を伺えたことは非常に興味深かったです。
学生時代の英語の授業は,退屈でつまらない時間でした。
文法はもちろん,綴りも発音も「こういうものだ」と理由なんて気にする暇もなく覚えて覚えて覚えまくって,でも覚えきれなくて本当に英語が苦痛でした。
ところが先生の講座を受講してこんな世界もあったんだ!と驚くと同時に,少しずつ少しずつ見えていなかったものが見えてくる体験にワクワクしっぱなしの3日間でした。
二回目の参加でしたが,講座の内容をすべて理解するにはほど遠く,フォニックス指導の限界を具体的に知り指導に活かすという目標にはまだ到達できていませんが,今後も勉強を続けていきたいと考えています。
複雑な音と綴りの変化を知るたびに,よくこんなたくさんの単語を覚えてきたなぁ,自分偉いなぁ(笑)と思うと同時に,今接している子ども達の英語学習の大変さをより感じます。
これまで以上に今すぐできなくていい,時間がかかっても大丈夫,という気持ちでレッスンにのぞめると思います。
大津先生の講義は以前から興味を持っていた分野だったので大変興味深く拝聴しました。
教育関係者だけでなく,乳幼児からの習い事いわゆる早期教育に興味がある親御さんにも聞いて欲しい内容だと思います。
お金と時間をかけて,様々なものを次から次へと与えるのが教育ではないことが伝わると思います。
今「いいずな書店言語教育動画シリーズ」(YouTube)を興味あるタイトルから視聴しています。皆さんにもぜひ見ていただきたいシリーズです。
今回で4~5度目の参加になると思うのですが、ようやく今回、手応えを感じました。興味がある分野ですが、内容を理解するのに時間がかかりましたが、参加し続けてよかったです。今回は、ハンドアウトもずっしりと重く、講義内容がパワーアップしたように感じました。次回もぜひ、受講したいです。