2023年度 名古屋大学 人文学研究科 英語学 公開講座
内容: |
英語の学習・教授に不可欠でありながら意外と体系的,理論的に学ぶ機会の少ない英語の発音と綴りについて,3日の集中形式で講義します。 |
対象者: | 主な対象は,中高大学の英語教員,英語教員志望の大学生・大学院生など,英語を専門とする教員・学生ですが,英語の発音と文字・綴りに関心のある方なら,どなたでも受講できます。 |
講師: | 大名力 (人文学研究科 英語学) |
定員: | 30名 |
受講料: | 8,590円 (3日間計18時間の受講料,一部のみの受講でも同額) 振込手数料がかかります。受講料振込後はキャンセルできません。 |
日時: | 2023年11月3日(金,文化の日)〜11月5日(日) |
会場: | 名古屋大学 東山キャンパス (愛知県名古屋市千種区不老町) 文系総合館 3階 309号室 |
主催: | 名古屋大学 大学院 人文学研究科 英語学 |
後援: | 名古屋大学 大学院 人文学研究科 |
募集期間: | 10/10(火)〜10/20(金)但し,10/20以前でも定員に達し次第終了します。募集終了は本ページでアナウンスしますので,応募される方は本ページで募集中であることをご確認ください。 |
申込方法: |
下記アドレスに電子メールで申し込みください。件名は<公開講座「英語の発音と文字・綴り」受講申込>とし,次の情報を本文にお書きください。 氏名: 第一部 (11/3, 11/4),第二部 (11/5) のみの参加も可としますが,第二部は第一部の内容を踏まえたものです。下記「3. 主な講義内容」参照。納入依頼書が送付されるので,支払期日までに受講料を指定の口座にお振り込みください。振り込みが確認されたら手続きは完了です。 |
申込先: | [募集終了につき削除] (担当:大名力) |
第二部は第一部の内容を踏まえたものですが,綴りについての基礎的な知識があれば第二部のみ参加することも可能です。第二部のみ参加の場合は,大名力 (2021)『英語の綴りのルール』,大名力 (2023)『英語の発音と綴り』(2023年10月23日発売) などで母音字の音価決定の仕組みの基本的な部分 (音節構造,強母音・弱母音,単母音字・複母音字,短音・長音,弱母音など) を確認しておいてください。
フォニックスに関して巷に溢れる多くの誤解や混乱を整理し、英語の綴りと発音の世界を深く理解することができる非常に有益かつ貴重な講座でした。
ご高名な先生の対面ご講義をじっくり聞けた充実の3日間でした。ご著書の解説をコアにしたご講義でしたので、予習復習もできた上に大量のハンドアウトも頂き、例も豊富で門外漢もなんとかついていかれました。
これまでオンライン講座には何度か参加したのですが、対面では先生と他の参加者のやりとりを間近に聞けたり、自分のトンチンカンな疑問にもお答えいただいたり、より理解が深まりました。
名古屋大学は伺ったことがなかったのですが、事前に先生から詳細な行き方やコンビニエンスストアのご案内まで頂戴してスムーズに伺えました。
社会貢献の一環か破格の参加費用で恐縮しております。本当に感想の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。
今回、第一部と第二部両方に参加させていただきました。以前から何回かオンラインの講習会には参加しており、ある程度、理解していたつもりでしたが、今回、対面の公開講義に参加したことで、改めて理解できていない部分が浮き彫りになったり、新たな課題を発見することができました。一方で理解が進んだ部分も多分にありました。特に綴り字編はだいぶ理解が進んだと感じています。
対面の良さは、すぐにわからないところをその場で質問できる点やオンラインが一回3時間に対して、公開講義ですと今回でしたら第一部と第二部合わせて18時間と長時間時間を取れることで、オンラインよりも掘り下げて講義を受けられる点にあると思います。ご興味がある方は、タイミングがあったらぜひ公開講義に参加することをおすすめいたします。
告知・申込・案内、共に問題なく、スムーズでした。
発音と文字・綴りを体系的に学べたので、長年の疑問がするっと解けたような気がします。
児童英語教室でフォニックスを教えていたこともありますが、
フォニックスだけでは説明できないなあと感じていました。
理解不十分な部分は、追々時間をかけて消化していきます。
新書の出版直後、著者に直接説明してもらえる絶好の機会で、大変うれしかったです。
対面のため、他の受講者も熱心で、適度な緊張感もあり、質問も遠慮なくできました。
3日間という集中講義で、日程も参加するのに都合が良かったです。
大阪から2泊3日で参加しました。とても充実した休暇になりました。
本当にありがとうございました。
大名先生の講習会にはzoomを含め何度も参加させていただいていますが、今回の講習会で、いままでコツコツ蒔いてきた知識の種がようやく芽吹いた気がします。これからも学びを深め、せっかくの芽を大切に育てていきたいです。
やはり対面でお話を伺ったほうが理解が深まりました。このような機会を持ってくださって、ありがとうございました!
大変失礼ながら、大名先生のご著書を読んだことがなかったので、見慣れない記号や用語に戸惑うこともありましたが、多くの学びがありました。学びを深めるために、3日目終了後にご著書を購入させて頂きました。英語教育に携わるものとして知っておくべきことがまだまだ多くあることに気づけたことが、今回の大きな収穫だと思います。このようなご講座を公開で開催して頂き、ありがとうございました。
4. 良かった点をお書きください。
やはり第一は対面だっだこと、前回同様質問がとてもしやすい雰囲気でした。どんな質問にもわかりやすく、的確に答えてくださりありがとうございました。
三日間、一日6時間で非常に内容の濃いお話でしたが、3日のバランスがとてもよいと感じました。
1,2日目は知識を頭にいれる、3日めは少しゆとりが持てる内容で、自分の実践の場と関連付けながら、お話を伺い、そして考えることができました。7月の講座の際も同様に感じました。
3日目のフォニックスのお話は、1,2日めと関連することが多く、1,2日めの復習をしつつ、フォニックスについて考えることができ、より全体の理解に繋がりました。
自己紹介をし、横のつながりを作れる機会や環境をつくってくださったのも、とてもありがたかったです。
6. その他,ご意見,ご感想などがあればお書きください。
今回、対面2回目ということもあり、多少知識が頭に入っていた部分もあり、前回にくらべてすんなりと理解できたことが多かったと感じました。また自分の中で中途半端な理解だった部分(特に発音と綴りの音節のずれ等)については繰り返し先生が説明してくださったこともあり、ストンと音をたてて腑におちることが多々ありました。
口腔の話も非常にわかりやすく、今までは指導のうえでも、舌の位置などを意識したり、説明することはあっても、軟口蓋や気道の意識をしたことがほぼなかったので、MRI動画他も含め説明をしてくださり、とてもよく理解ができ、また自分自身でもそれらの部分に意識をおくことができるようになりました。先生が講義中、繰り返し、ページをもどしてくださったり、言葉を使用してくださったことも理解に繋がりました。
フォニックスについては、フォニックスの専門家ではないと先生はおっしゃっていましたが、非常に理解しやすいお話でした。また生徒にわかりやすく指導するための言葉や手法と指導者として理解しておくべき英語の綴りの体系をするどい観点でお話くださったこと、とても勉強になったともに、自分自身の指導方法を再確認したいと感じました。
すでにあるものをうのみにするのではなく、様々な背景を知ったうえで、目の前の生徒に合わせた形で、教えること、そうでないこと、使う表現、言葉、を自分自身で判断し選んでいくことが大切だと感じました。
25年以上英語の習得指導にかかわってきてきましたが、大学での専門や教職、国内、また海外での英語教授法等の学びの場でも教授法を学んだことはあっても、フォニックスの仕組みや背景自体については学ぶ機会がありませんでした。(イギリスで幼児、初等教育を学びましたが、現地の教職課程でも学ぶ機会はなかったです。)大名先生がおっしゃるように、多くの先生方は子ども向けの指導法を学び、実践しながらその中でフォニックスを学んでいるのが現実だと思います。より多くの指導者が、今回の講座でおはなしくださったような知識を持ち合わせた上で、指導法がこうだから、とうのではなく目の前の生徒たちの合わせた形でのフォニックス指導をしてほしいと思います。
毎回同じような感想になりますが、大名先生の講座、これから指導者になっていく人たちには是非受講してほしいです。
大名先生はフォニックスの専門家ではないと仰っておられましたが、大名先生ほど、フォニックスについて理論的に話せる方はいらっしゃらないのではないかと思います。
また、先生がおっしゃっておられた、初学者用に(小さいお子さん向け)に作られたフォニックス教材や指導法から学んだ先生が、指導をしているという点の危うさを私自身もそうであるため、感じました。
この教材でこう教える、ではなく、一歩踏み込んだ理解というのはとても重要だと改めて学ばせていただきました。
単音節単語なら読めるし書ける、でも多音節単語になると辛い、どうしても覚えられない、どうしたらいいですか?といった悩みを持った高校生、大学生と向き合うときに伝えられる世界が大名先生の著書の中にあるのではないかと、感じています。
また、前回理解することができなかった音節についても今回スッキリすることができました。
prismについて、どうやって理解したらよいのか前回も考えたのですが、今回もご説明下さり、より丁寧に具体例を挙げながらお話しくださったことで、理解することができました。
本とハンドアウトと大名先生の解説がそろった講座は絶対に参加すべきものだと思います。
英語指導に関する学術的なことを学ばずに英語の先生になった私は、大学の先生がされる講座に参加してついていけるのだろうか?と不安がありましたが、Zoomの講座から参加し、本当にこんなに知らないことが多い私でも参加してよいのだという事、こんなこと知ってて当たり前ですよね?ということを知らなくても、それを馬鹿にされることもなく、丁寧にご説明下さる先生の学習者の立場に立った講座の在り方も大変学ばせていただきました。
自己紹介をする機会をいただけたことも、皆さんと話をするきっかけになり、大変ありがたかったです。
Zoomで自宅から手軽に参加できるのも魅力的ですが、また対面での開催も楽しみにしております。
3日間ありがとうございました。
英語が母国語の学習者と、英語が母国語でない学習者への教え方は同じではないという話が印象的でした。
英語の音と綴りについて、体系的、網羅的に学ぶことができました。英語の音について、英語の字と綴りについて、がっちりと教わることができました。英語を指導する立場にある人が指導力に深みを持たせるために、必聴の内容と思います。様々なご経歴の熱心な参加者さんたちと交流できたことも、大変刺激になりました。関東から新幹線で伺った甲斐はあります(他にも大勢)。迷っている方、ぜひ!