名古屋大学人文学研究科 Graduate School of Humanities / School of Humanities

文学部・人文学研究科の教育を支える3つの方針

文学部

卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシ-)

(1)育成する人材像(教育目標)

文学部は,以下に示す資質・能力等を備え,卒業資格を満たした者に,卒業を認定し,学位を授与します。文学部が授与する学位は,言語・文化・歴史に対する深い探究心と社会・環境への強い関心を持ち,高い異文化理解力を備えた人材であり,また,人文学的教養を通して,国際社会・地域社会の諸問題の解決に寄与しうる人材であること,そして,「高い異文化理解能力と言語運用能力」,「文献や資料を収集・読解・分析する能力」,「専門分野における基本的な研究方法を理解し,応用する力」,「論旨の一貫した文章構成能力とプレゼンテーション力」,「現代社会が直面する諸問題に専門分野の知見に基づき対応できる能力」を備えていることを証します。

(2)卒業,修了判定時に課している基準(必要要件)

文学部の卒業要件は,原則として4年以上在学し,所定の授業科目のうち,全学教育科目を48単位以上,専門科目を84単位以上,合計132単位以上を履修し,かつ卒業論文の試験に合格することです。なお,専門科目の単位数には卒業論文10単位が含まれます。

 

教育課程の編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)

文学部では,「卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)」に掲げる資質や能力を身につけた人材を育成するため,以下の方針に基づいてカリキュラムを編成します。

① 全学教育科目の中の言語文化科目によって,「高い異文化理解能力と言語運用能力」の基礎を身につけます。

② 全学教育科目の中の基礎セミナーによって,「文献や資料を収集・読解・分析する能力」および「論旨の一貫した文章構成能力とプレゼンテーション力」の基礎を身につけます。

③ 全学教育科目の中の文系基礎科目や文系教養科目で,「専門分野における基本的な研究方法を理解し,応用する力」の概略を学びます。

④ 専門科目の履修によって,「専門分野における基本的な研究方法を理解し,応用する力」を修得し,「文献や資料を収集・読解・分析する能力」や「論旨の一貫した文章構成能力とプレゼンテーション能力」,「高い異文化理解能力と言語運用能力」を高めます。

⑤ これらの能力について,小論文や筆記試験,口頭発表,討議への貢献度など,各授業文学部において定める方法によって単位認定を行います。

⑥ 卒業論文を書き上げることによって,これらの能力が身についたことを確認します。

⑦ カリキュラム全体の履修を通して,「現代社会が直面する諸問題に専門分野の知見に基づき対応できる能力」を身につけます。

 

入学者受入れ・選抜の方針(アドミッション・ポリシ-)

(1)入学者受入れの方針

文学部では,養成する人材像とディプロマ・ポリシー,カリキュラム・ポリシーを踏まえ,「人文学分野の研究に取り組むのに必要な基礎的な学力を備え,人間の営為としての言語・文化・歴史に深い関心を持ち,社会・環境など現代社会が抱える諸問題を考えることに意欲がある人」を入学者として選抜します。

(2)選抜の基本方針

○一般入試

アドミッション・ポリシーに適合した人材を選抜するため,調査書,大学入試センター試験の成績および個別学力検査の成績を総合的に判断し選抜を行います。「人文学分野の研究に取り組むのに必要な基礎的な学力」は大学入試センター試験,個別学力試験で判定します。個別学力検査においては,論理的な思考力も人文学分野の研究に取り組むのに必要な基礎的な学力の一部であることから,国語,地歴,外国語に加えて,数学を課しています。「人間の営為としての言語・文化・歴史に対する深い関心」や「社会・環境など現代社会が抱える諸問題を考える意欲」については,調査書を含めて総合的に判定します。

○推薦入試(大学入試センター試験を課さない)

文学部に対する明確な志向と勉学の熱意を持ち,学習成績・人物ともに優れた者を対象として,アドミッション・ポリシーに適合した人材を選抜するため,調査書,志願理由書等の提出書類,小論文の成績および面接の結果を総合的に判断し選抜を行います。「人文学分野の研究に取り組むのに必要な基礎的な学力」は提出書類および面接によって判定します。「人間の営為としての言語・文化・歴史に対する深い関心」や「社会・環境など現代社会が抱える諸問題を考える意欲」については,提出書類,小論文,面接によって総合的に判定します。なお,出願の際は,外国語の能力を示すスコアや国際バカロレアのスコア,SSH,SGH における活動状況等に関する書類を提出することができ ます。

○私費外国人留学生入試

アドミッション・ポリシーに適合した人材を選抜するため,提出書類,小論文の成績および面接の結果を総合的に判断し選抜を行います。「人文学分野の研究に取り組むのに必要な基礎的な学力」は提出書類および面接によって判定します。「人間の営為としての言語・文化・歴史に対する深い関心」や「社会・環境など現代社会が抱える諸問題を考える意欲」については,提出書類,小論文,面接によって総合的に判定します。

○国費外国人留学生・外国政府派遣留学生入試等

アドミッション・ポリシーに適合した人材を選抜するため,「人文学分野の研究に取り組むのに必要な基礎的な学力」「人間の営為としての言語・文化・歴史に対する深い関心」「社会・環境など現代社会が抱える諸問題を考える意欲」について,提出書類および面接によって総合的に判定します。

○3年次編入学

アドミッション・ポリシーに適合した人材を選抜するため,提出書類,外国語試験の成績,小論文の成績および口述試験の結果を総合的に判断し選抜を行います。「人文学分野の研究に取り組むのに必要な基礎的な学力」は提出書類,外国語試験および面接によって判定します。「人間の営為としての言語・文化・歴史に対する深い関心」や「社会・環境など現代社会が抱える諸問題を考える意欲」については,提出書類,小論文,面接によって総合的に判定します。

○G30

「人文学分野の研究に取り組むのに必要な基礎的な学力」,「人間の営為としての言語・文化・歴史に対する深い関心」及び「社会・環境など現代社会が抱える諸問題を考える意欲」を,提出書類および面接の結果から総合的に判断し選抜を行います。

 

人文学研究科

卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシ-)

(1)育成する人材像(教育目標)

人文学研究科博士前期課程は,以下に示す資質・能力等を備え,修了資格を満たした者に,課程の修了を認定し,学位を授与します。

人文学研究科博士前期課程が授与する学位は,人文諸学に関する深い学識と幅広い理解を基盤とし,日本及び世界で活躍できる研究者・高度専門職業人であること,及び,高い言語能力と優れた異文化理解力を兼ね備え,国際社会及び地域社会の諸問題に対応できる人材であること,そして,「専門分野の研究方法に基づき,文献や資料を収集・分析し,そこから必要な情報を抽出し研究に活用する能力」,「自ら課題を発見し,研究のテーマを設定する力」,「確かな論理的思考力と豊かな文章表現力とプレゼンテーション力」,「国際的に活躍できる高い異文化理解能力と言語運用能力」,「現代社会が直面する諸問題に専門分野の知見に基づき対応できる能力」,「社会に人文学の叡智を還元できる能力」を備えていることを証します。

(2)卒業,修了判定時に課している基準(必要要件)

人文学研究科博士前期課程の修了要件は,原則として2年以上在学し,所定の授業科目を履修して,合計30単位以上を修得し,かつ,必要な研究指導を受けた上,修士論文の審査及び試験に合格することです。

(3)修士学位論文の審査基準

修士論文の審査及び試験は,主指導教員を含み,かつ教授1名を含む,合計3名以上の教員で組織された学位審査委員会で行います。

 

教育課程の編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)

人文学研究科博士前期課程では,「修了認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)」に掲げる資質や能力を身につけた人材を育成するため,以下の方針に基づいてカリキュラムを編成します。

① 研究科共通科目,専門分野(基礎・発展)の講義・演習を通して,専門知識,資料分析能力,異文化理解力,並びに高い言語運用能力を身につけます。

② これらの知識や能力について,小論文や筆記試験,口頭発表,討議への貢献度など,各授業において定める方法によって単位認定を行います。

③ 1年次の修士論文構想発表会,2年次の中間発表会で修士論文の進捗状況を発表し,高度な専門性を備えた修士論文を完成する力を身につけます。

 

入学者受入れ・選抜の方針(アドミッション・ポリシー)

(1)入学者受入れの方針

人文学研究科博士前期課程では,養成する人材像とディプロマ・ポリシー,カリキュラム・ポリシーを踏まえ,「人文学の研究を通して世界の諸課題に取り組む強い意欲を持ち,研究に必要とされる専門知識と言語能力を備えていて,研究対象を論理的,実証的に考察し,その成果を的確に論述できる能力をもつ人」を入学者として選抜します。

(2)選抜の基本方針

アドミッション・ポリシーに適合した人材を選抜するため,筆記試験および口述試験の結果と提出書類を総合的に判断し選抜を行います。「研究に必要とされる専門知識と言語能力」については主に筆記試験で,「研究対象を論理的,実証的に考察し,その成果を的確に論述できる能力」については主に提出論文で判定します。また,人文学の研究を通して世界の諸課題に取り組む強い意欲や人文知を社会に還元したいという意欲を持っているかどうかについても,主に口述試験で判定を行います。

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